大学の池の住人達

4月25日にご紹介した大学の池、調度手頃という動機だけで実習の対象にしたのですが、私のブログを読んでくれている他専攻の学生さんから、鯉が少ない方の池は溶存有機リンが高く、鯉が多い方は無機リンが高いとの情報をいただきました。彼は枯葉の影響ではないかと考えているとのことでした。その後もいろいろ調べてくれて、この池の水が地下水となって、大学近くにある「こんぶくろ池」につながっているそうなのです。池の水と平行して、こんぶくろ池の調査をしても面白そうです。

大学の池には時々、釣りをしたり、網でなにやら採っている高齢の方がおられます。出勤時にちょうど手網を持った方が岸辺に降りていたので、いろいろお話をうかがいました。今日はキス釣りに使うカワエビをとるために来られたのだそうです。ばらまかれたパン屑をめがけて、確かに、体長3cmくらいのエビが群がってきました。その方によりますと、この池でアメリカザリガニはみたことがないそうです。

小さい魚はクチボソ。またタナゴもいたから、大きくなる貝も放されたのだろう。自分は鯉とナマズを放したことがある。
この池にはブラックバスとギルはいない。公園の池はバスがはいってしまっているが、ここはいないからそういった魚が増えることができるのだろう。貴重だと思う。
鳥もよく来る。セキレイだけでなくて、魚も多いからカワセミも来る。あそこの木には小さめのキツツキ(コゲラのこと?)が巣を作る。

1年間、何気なく眺めていた池でしたが、ますます面白いことになりそうです。