超薄い海水ゲット

今年度は霞ヶ浦(淡水)と涸沼(汽水)のテナガエビでネオニコチノイド耐性実験を行う予定で、釣り関係者から「そろそろ霞ヶ浦でテナガエビ釣りができそう」との情報が入り、日曜に様子を見に行くことにしました。念のため手網も持って行って、うまく捕まえたら試験飼育しようと水槽を準備。卒業生が院生室で魚を飼うのに使っていた同じ大きさの水槽がいくつかあり、その一つを使うことにしました。
自宅で金魚を14年間飼育していたときには(同じ個体です。金魚は長生きなんです)、水道水にカルキ抜きをいれた水を使っていました。しかし、つくば市の水道水は霞ヶ浦が上水ですから、田植え直後のこの時期は、ほぼ確実にネオニコチノイドが入っている事に思い至りました。どうしよう?ネオニコチノイドは水溶性で、分解できるのはオゾン処理くらいと聞いたことがあります。超純水を使えばいいのかもしれませんが、そこまですると、もしかしたらテナガエビに必要な必須イオンが足りなくなるかもしれません。
考えた末、ここ数日降る予定の雨を利用することにしました。私の講義で話すと学生さんが意外!という表情になるのですが、雨は実は超薄い海水で、イオン組成は海水に近いのです。今回は汽水産と淡水産との比較なので、超薄い海水なら目的にもかなっています。それでバケツを2つ庭において、明日のために回収できた雨水を水槽にいれたところ、ぎりぎりという感じでした。これからは雨の度にせっせと水溜めしなければ。。

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