今日で退院。10日を越える入院はこれで4度目ですが、仕事については今回が一番効率よかった気がします。
その原因として、食事が制限され点滴で栄養補給していたからではないかと考えました。これまでの入院は、ベッドから出てはダメというのはありましたが、食べてはダメはありませんでした。今回の場合、手術翌日は点滴に混入させている痛み止めの副作用で吐き気が強くほとんど起き上がれなかったのですが、痛み止めを無くした2日目からしばらく、点滴だけで栄養補給して食事ゼロだったときに驚くほど仕事が進みました。たとえば本1冊分の校正と内容の再検討、修正稿を書くところまで2日弱でできてしまいました。
もともと昼を食べると効率が落ちる気がして、仕事しながらスープ類や果物を食べる程度だったのですが、今回の経験で改めて、消化に費やされる血量は馬鹿にはならないと悟りました。
何かの本で、野生の肉食獣がそうであるように、人間も多少空腹な方が感覚がとぎすまされるとありました。点滴だけで栄養補給した経験からは、3食全く食べなくても、少なくとも私は、空腹感は一度もありませんでした。栄養が足りていると、消化器が空でも空腹感はわかないようです。ですので、少なくとも私については、空腹感ではなく消化器系統に費やされる血流が少ないことが、仕事効率によい影響を及ぼしたという結論になりました。