60歳手前の筋肉不足オバサンでもハーフマラソンを楽に完走する方法

2007年のつくばマラソンのタイムは4時間47分、当時の年間走行距離は1352kmでした。昨年10年ぶりの挑戦を決め、頑張って年間1612km走り込んで臨んだのに、結果は5時間2分と5時間を切ることさえできませんでした。
それで2018年最優先課題を「つくばマラソン4時間台完走」とし、25kmくらいから股関節と太ももが痛くてペースダウンしたのは長距離練習が不足していたからと考え、週末は20km走ってました。ところが夏頃から、たかが10kmで股関節が痛むようになりました。練習会で相談したところ、「下半身に全く筋肉の無い走り方。そんな筋力で月140kmも走ったら故障して当たり前。」と言われました。
じゃぁ、今ある筋力で故障しないペースとかフォームって、どんなだろう?と、ミズノのフォーム診断を受けたところ、もっと前傾して、自然と足が前に出るようにするようアドバイスされました。
幸か不幸か9月はほとんど海外出張で、月間走行距離はわずか69kmでした。こんな状態でいきなり長く走っても故障するのは明かなので、帰国した10月も走るのは1回4kmにとどめ、かつ、指導されたフォームを保つためにキロ7分ペースにして、かわりに腹筋、背筋、スクワットなどのウエイトトレーニングをしました。
そして迎えた昨日の手賀沼ハーフ。「腹筋と背筋使って前傾、右足真っ直ぐ出す、肘を閉める、お尻で足出す!」とひたすら頭の中で唱えながら走ることにし、撮影用に持ち歩くスマホも封印。それでも「ナガエツルノゲイトウ、まだ全然枯れてないじゃん!」「ハス、また広がってる。。」「あの休耕田のヨシ、いい加減に刈れば?」とか気になってしまったのは、職業病なんでしょう。
糖分補給にも気を遣いました。筋肉が損傷していなくても糖分が枯渇すると、脳は危険を察して痛みを感じさせるとあったからです。それで1粒で糖質が2.56g入った塩分チャージタブレットを5km過ぎから4kmおきに食べました。また、本当に筋肉が損傷していたときのために、スタート直前と10km、18kmでアミノサプリを、10kmで芍薬甘草湯を飲みました。結果、筋肉の痛みの原因は、少なくともハーフの距離までは糖質不足と判明しました。タブレットを食べてしばらくすると、ウソのように楽になったからです。
そしてペースが驚きでした。フォームの維持だけ考えて走ったのに、最初の1kmのラップが6分15秒。「え?何かの間違いでは?」と思ったのですが、次のラップが6分12秒、その次が6分8秒と全然ペースダウンせず。その後も給水し損ねて戻ったり、タブレットの効果が出るまでペースダウンした以外はほぼ6分15秒前後で、最後の1kmはダッシュさえできました。まだ公式記録は届いていませんが、前回2007年の2時間23分より5分は速かったと思います。
来月末のつくばマラソンも、この走法で40kmまでもつのであれば、5時間は切れそうな気がします。イチかバチかで腹筋、背筋、大臀筋のウエイトトレーニングを優先し、走る距離はなるべく短くする練習で備えようと思います。これでいけるのなら時短にもなりますし、願ったり叶ったりです。