「できるといいねぇ」と半年前の陸水学会で20年ぶりに再会した知人と話していたら、その知人が奔走してくれて、本当に実現しそう。南極湖沼での窒素循環研究。ちょっと様子をうかがうだけでも、いろんなことが日本の湖沼と全然違っていて興味津々!
たとえば日本に限らず湖沼学の本では、湖の植生帯について浅い方から順に「抽水植物帯-->浮葉植物帯-->沈水植物帯-->シャジクモ帯-->コケ帯」となっています。ところが南極の湖沼では「何もない帯-->コケ帯-->」となって、最後に来るのが、日本の水域なら浅いところにベッタリくっついている糸状の緑藻類や藍藻類。植物プランクトンの現存量は光量が豊富な夏が最小で春・秋の薄暗がりの頃が最大、その次が黒夜の頃という、これも温帯湖沼とは違った挙動を示すそうです。
私が大好きなペンギン達が、出張途中で泳いで渡ったりするそうですし、私も夏隊で南極に行ってダイビングしたいのですけど、4ヶ月大学のすべてを放って行ったら大顰蹙だろうなぁ。この話、産総研にいる間だったらよかったのに。。。