少子化時代の帰省

母の命日が5月中旬なので、5月の連休中に身内が集まるのが恒例になっています。集まるといっても、弟と妹と私の子供全員で3名。ですので父にとって子供の数と孫の数は同じということになります。
私が子供の頃は、父が6人兄弟、母が7人兄弟で、それぞれに2〜3人の子供がいました。それで従兄弟の数は30〜40人の間、未だに会ったこともない、名前も知らない従兄弟もいます。
「親の実家に行く」というイメージも、全然違ったものになっています。子供の頃、暮れに父の実家に行くと、トイレは屋外にある肥やし用の瓶、竈に五右衛門風呂、餅は自分たちでついていました。大勢の客の世話で、長男のお嫁さんが大変そうにしているのが、子供の目にも明らかでした。
私の甥にとって、私の家は「おじいちゃんの家」ですけど、横浜とつくばだから生活が違わないというよりは、農村と都会でも、昔ほど生活が違っていないと思います。
40年という歳月でいろんなことが変わった、その一つの表れが少子化なんだろうなと、何となく思います。