昨日、メールのバックアップについて書きました。仕事のメールで対外的に重要な物は全てバックアップしていたのですが、ある事件が起こってから、さらに徹底するようにしています。
日本で行われた国際学会のProceedingsを作る際に、あるセッションについて掲載の可否を決める作業を頼まれました。査読結果を受けていくつかの論文は落とし、結果を事務局に報告しました。膨大な数の発表がある学会だったので、そのProceedingsの校正がまわってきたのは2,3年後でした。
校正をあけてビックリ、確かに落としたはずの論文が、その校正に載っているのです。急いで過去のメールを探し、こういう理由で私は落としたと事務局にメールをして、その論文が印刷になるのは防ぐことができました。
最近はYahooメールやGmailなどのWebメールが便利に使えます。実際、私はアカウントをいくつか持っているので、Gmailで全アカウントからのメールをチェックしています。そして、Gmailでチェックして重要だと思ったメールは、メーラーにも取り込んで残すようにしています。Webメールだと10年もしたら確実にいっぱいになってしまうと思うからです。
余談ですが、日本もそうですけど、最近は特に、IFのついた国際誌に1本でも多く載せようと必死のようです。それで、たぶん悪いと知りつつそうしているのでしょうけど、二重投稿に何度か出会いました。査読を頼まれたら、著者全員の過去のPaper一覧を出してチェックしていますが、もし同じ内容のを同時にだされて検索できなかったらオワリだなぁと、いつもひやひやしています。