つながる

10月1日付記事で、スペインの多種化学物質過敏症患者エバさんのエッセイを紹介しました。きっかけは化学物質問題市民研究会のニュースレター「ピコ通信」だったのですが、発行者のYさんから、その後の経緯についてご連絡を頂きました。

私がブログ記事にリンクを貼ったことに気づいたエバさんは、それが日本からのリンクだと気づいて、「1年間勉強してひらがな・カタカナは読める」からと、私の記事を読んでみたそうです。そして、自分のブログ記事が「ピコ通信」で和訳されていることを理解し、発行者のYさんにメールして、今度はエバさんが日本で化学物質過敏症という病名がリストに載ったことを紹介する記事を書いたそうです。
http://nofun-eva.blogspot.com/2009/10/multiple-chemical-sensitivity.html
さらには、上記の英語の記事を読んだドイツの多種化学物質過敏症患者のミューラーさんが、「ようやくメールアドレスが分かった」と、Yさんにメールをくれたそうです。ミューラーさんの記事もYさんが和訳していて、それに気づいたミューラーさんが連絡を取ろうとしたのですが、メールアドレスが分からなかったそうです。迷惑メール対策でブログやホームページでメールアドレスを非公開にしている例が多いのですが(このブログも半分そうですが)、ブログのリンクがきっかけでみなさんの橋渡しでできて、とても嬉しく思いました。

「分断して統治する」が為政者の常套手段ですが、ネットはこのように分断を跳ね返すパワーになると思いました。この青く小さく美しい惑星で、人々が分断されていがみあっていては、持続的に生きていけるはずがありませんから。