湖底探検〜びわ湖の底はどんな世界?〜

滋賀県立琵琶湖博物館で7 月17 日〜 11 月23 日の期間、第18 回企画展示「湖底探検〜びわ湖の底はどんな世界?〜」を行います。
観覧料金は一般 200 円、高校生・大学生 160 円です。
もし行かれたら、C展示室「湖の環境と人々のくらし」もご覧ください。この博物館で私が一番気に入っている展示です。
「昭和30年代から始まる水利用の変化を契機とした、生活様式と生活観の変化、生態系の変化を示して、環境とは何かをともに考え、将来にわたる湖と人間の望ましい関係を探る展示をめざしています。」と解説されています。昭和30年代の暮らしを当時の田舎の民家を丸ごと移築した民家は、私が幼少時代を過ごした家や祖父母の家を再現したようです。この展示を見ていると、まさに私は日本の自然や生活が劇的に変化した時代を生きてきたことを実感します。そして同世代や少し上の都会の真ん中で育った方と自然に関する感覚が全然違うのは、都会では私が過ごした環境より早くそれが進んでいたからだと思っています。
トイレは屋外にあって肥を庭先にまくとか、五右衛門風呂を焚きつけたとか、流しの水は池に流れて鯉の餌になってるとか、先週は亡くなった祖母を山で焼いてきたなどと中学で同級生に話したら、「何それ?」と驚かれていましたから。