アサザそっくりの外来種

大阪市立自然史博物館の展示です。
淀川のワンドを埋め尽くす外来種ボタンウキクサ。花の色を黄色にしたら、霞ヶ浦アサザ植栽区の最盛期にそっくりです(アサザ基金のホームページに写真があるので見比べて下さい。接続には時間がかかることが多いようです)。

ボタンウキクサの下がどうなっているのか、模型で示されていました。枯れたボタンウキクサが底につもって腐っています。二枚貝が酸欠で死んでいます。

この状況を説明した文章です。アサザは、ボタンウキクサホテイアオイのように浮遊はしませんが、水面を葉でおおっている状況は全く同じです。

さすが故郷、大阪の博物館。生き物がくらす環境について、メカニズムからきちんと説明しているところが立派です。それに比べて、浮葉植物を植えれば自然が再生するとか、多様な生き物が暮らすようになるとか、科学的な説明無く学校で植えさせられている茨城の子供達はお気の毒です。茨城県の自然史博物館や霞ヶ浦の環境センターなどには、浮葉植物が増えると環境がどうなるか市民向けの展示で説明してもらえないでしょうか。
アサザ基金のホームページには、こんな文章もありました。鷲谷いずみ氏との共著が出典となっています。
「子ども達が植え付けたアサザはうまく根付いてくれれば,10数年後には大群落をつくり黄色の花を一面に咲かせ,たくさんの生き物が憩う場所となる.自分たちが植えたアサザが湖に大群落をつくっているのを目にしたとき,その若者は「誇りと自信」を湖に見出すだろう.」
いったいどんな根拠があるのか、科学者であるハズの鷲谷氏に問いただしたいものです。アサザプロジェクトが企業や学校に支援されている理由のひとつが、元生態学会長であるこの方の存在であることは疑いないでしょう。
アサザ基金のホームページは英語以外にも様々な言語でも紹介しています。アサザ植栽以外についてとやかく言うつもりはありませんが、アサザの植栽により自然が再生するなどという科学的根拠も現実もない作り話を流すことだけは、日本の科学レベルを疑われる恥ずかしい状態だと思います。

(おわび)
このところ、縦長の写真が横になってしまいます。読みにくくて申しわけありません。