国連環境計画(UNEP)は世界の水銀汚染を削減するために、2013 年の水銀条約制定に向けて、政府間交渉委員会会合(INC)を5 回開催する予定であり、その第2 回目の会合が2011 年1 月に千葉・幕張で開催されます。このUNEP の取り組みに世界のNGO も参加しており、幕張での第2 回会合に世界から多くのNGO の参加が予定されています。
世界のNGO は、水俣の経験を学び、このような悲劇を二度と起こさないよう、強い水銀条約にすることを望んでいます。
原田正純先生、水俣病被害者/支援者、水銀問題に取り組む海外のNGO を招聘し水俣病の経験と世界の水銀問題を明らかにしていただき、それらを織り込んだ強い水銀条約を求めたいと思います。
※ 事前申し込みがなくても、余席があれば参加できますが、資料準備のために事前にメール/ FAX / TEL で参加の連絡をいただければ幸いです。
主催: 化学物質問題市民研究会
〒136-0071 東京都江東区亀戸7-10-1 Z ビル4 階
TEL/FAX 03-5836-4358 syasuma@tc4.so-net.ne.jp
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
支援: 欧州環境事務局(EEB)、国際POPs 廃絶ネットワーク(IPEN)
化学物質問題市民研究会は、このシンポジウムに欧州環境事務局(EEB)を通じてガーフィールド基金及び欧州委員会からの資金支援、及び国際POPs廃絶ネットワーク(IPEN)からの資金支援を得ました。
2010 年12 月4 日㈯13:00〜17:15(12:30 開場)
会場:JICA 研究所 国際会議場(東京・市谷)
はじめに 13 : 00 〜 13 : 30
◆ 「開会挨拶」藤原寿和(化学物質問題市民研究会代表)
◆ 「水銀条約と日本の水銀問題の概要」安間武(化学物質問題市民研究会)
第1部 水俣病から学ぶ(司会:藤原寿和) 13 : 30 〜 15 : 20
◆ 「水俣病被害者の闘いと今後の課題」谷洋一さん (NPO 法人水俣病協働センター理事)
◆ 「水俣病被害者の報告」佐藤英樹さん(水俣病被害者互助会会長)
◆ 「水俣から学ぶ」原田正純先生(元熊本学園大学教授)
第2部 世界の水銀問題(司会:安間武) 15 : 35 〜 17 : 05
◆ 「事例に基づく世界の水銀問題とNGO 活動」
ジョセフ・ディガンギ博士(米)(IPEN 上席科学顧問)
◆ 「途上国における小規模金採鉱:フィリピンの事例」
リチャード・グティエレスさん(比)(バン・トクシックス代表)
閉会 17 : 05 〜 17 : 15
◆ 「まとめと閉会挨拶」 安間武 ( 化学物質問題市民研究会)