病院脱走

今回の入院に当たって、この病院が本当に大丈夫か、学生時代の同輩のLさんに韓国での評判を調べてもらっていました。それで私が入院していることを知っているLさんが「せっかく来たのだから、どこか食事に行きましょう」と誘ってくれて、21日は2時間の外出許可をとり、車で20分ほどのイルサンという街でお茶漬け料理を食べてきました。入院中に遠出した例はないので、外出許可書には、行き先は病院近くのモールにしておきました。
Lさんの友人でKorea Environment InstituteのMさんも来てくれました。2人とも日本に留学していたので、日本語での会話でした。お茶づけといっても、おかずは特にご飯にいれずに食べていて,日本のお茶漬けとはちょっとイメージが違っていて面白かったです。
Mさんに、今、海洋環境問題で何が一番重要だと考えていますかと質問したら、「潮汐発電」でした。再生エネルギーと言うことで積極的に進められていますが、潮汐が大きい内湾の湾口を閉じてダム化することで、干潟に悪影響がでることが懸念されるそうです。原理的にそうですよね、持続可能性を理由に進められている二酸化炭素削減対策によって沿岸環境の悪化が進められてしまうとしたら、それは矛盾ですよね。
日本では行われていない医療が韓国では普通に行われているのと同じくらい、韓国では干潟が埋め立てではなくこういった理由で大々的に消滅する危険があることは、日本では広くは知られていないと思います。新しい情報は現場にあることを、改めて感じました。
几帳面なLさんのおかげでちょうど2時間で病院に戻り、ことなきを得ました。