関西電力大飯原発(福井県)の敷地内にある破砕帯が活断層かどうかを調べている原子力規制委員会、結論はまた先送りになりました。
http://mainichi.jp/select/news/20121108k0000m040031000c.html
「データが十分に出れば委員の意見は一致するはず。」という委員長の見解には同感します。しかし活断層かもしれないのに稼働を認めることについては、私は賛成できません。
3.11の震災については、産業技術総合研究所の宍倉さんが、貞観地震再来の可能性について3月23日に、福島県の防災担当者に直接説明する予定でした。1000年に1度、10000年に1度の地震だからと言って、明日来ないとも限りません。
http://d.hatena.ne.jp/Limnology/20110331
委員会での発言をテレビで見ている限りでは、「なぜ結論がでないうちに稼働を認めるのだ?」という趣旨の発言をしているのは、東洋大学の渡邉教授だけのようです。貞観地震の情報が行政にいかされていなかったのは地学の知見が不足していたからだと思っていたのですが、地学の研究者の集まりでの議論から、そうでもないらしいと思うようになりました。