アメリカでもミスマッチ?

日経サイエンス2013年2月号に、Scientific American編集部のマースキー氏が「噛みついてやりたい奴」として、ポール・ブラウン氏を批判していました。この方はある集会で「進化や発生学やビッグバン理論について私が教えられたすべてのことは、どれもこれも、地獄の穴から吹き込まれた嘘八百だ。それらを教わった私を含むすべての人々が救世主の必要性を理解するのを妨げようとしての嘘八百なのだ。」またブラウン氏は、地球の歴史が9000年であるという考えも披瀝したそうです。

アメリカって、1980年代まで一部の州で「聖書に一致しないという理由で進化論を教授することを禁止」する法律があった国ですから、上記みたいなことを言う人がいても不思議はないのですが、マースキー氏曰く、「こんな発言なんか、私の知ったこっちゃないどうでもいい話だ。ブラウンが米国下院議員で下院科学・宇宙・技術委員会の委員を務めているという事実さえなければ。」

気持ち分かります。でもどっかの国では文部科学大臣が「放射能は菌と銀で除去する」と発言したと報道されているのですから、まだましだと思います。。。