昨日は手賀沼の沈水植物を植えた池の様子を観察に行きました。
アメリカザリガニ対策としてライギョをいれた池、クサガメをいれた池、何もいれない池を作っていました。
このうちカメ池は前回、6月8日に行ったときもカメがみあたらなかったのですが、今回もカメを見つけることができませんでした。前日に観察に来た共同研究者の方によると、カメはライギョ池に引っ越していたそうです。そのためザリガニがカメ池に入り込んだらしく、沈水植物は見あたりませんでした。
不思議なことに、何もいれなかったコントロール池はセキショウモもササバモも残っていました。共同研究者の方によると、ガシャモクも残っていたそうです。
ライギョ池では沈水植物が旺盛に育っていました。セキショウモが若干切られていましたが、藻は生えていても大丈夫なようです。不思議なことに、こちらはこれだけ元気なのに、なぜかガシャモクはいなかったそうです。
この池の背後の池には白昼堂々とザリガニがひなたぼっこをしていたので、実験池にも侵入はしているのだと思いますが、カメとライギョに食べられるか、食べられるのが怖くて水草に近づけないかなのでしょう。
なぜ捕食者をいれていないコントロール池で沈水植物が育っているのかは、謎です。