子育てと親の介護

どちらも日本では女性の方が関わることが多いのですが、前者と後者は全く別物と思われます。
まず、子供は物理的に可愛い。つぶらな瞳、ぷりぷりした肌、高い声に香りまで甘い。それに対して親は白目の部分も変色が進み、男女とも声は低めでハリがなくなり、香りは老人臭。
そして子供は少しづつできることが増えて、その度に嬉しそうにしていて、こちらも見ていて楽しくなります。一方の親は老いるに連れてできなくなることが増え、反応も鈍くなります。
ですので子育ては大変だけど楽しくてやりがいがあり、親の介護は労力を要するだけで楽しく感じることは少ないだろうと想像できます。幸い私の親はまだ私が介護する必要はないのですが、楽しくないことを続けるとストレスがたまり、いずれは双方の不幸につながることから、今から親の介護をポジティブに行うための工夫をしてみることにしました。
例えば科学者としての視点から、親が加齢につれてどういう反応を示すようになるかとか、このサプリを飲んでもらったらどうなるかなどを記録して、将来の自分の老いに備える。「こういう反応を示したら、これを疑え、これを試してみろ」というマニュアルを子供達に残しておけば彼らの負担も減ると思えば、結構やる気もでてきそうです。