メールより電話

久々に認知症予防の本をいくつか立ち読みして、結構多くの本に「人と会話すると脳が活性化する」とあるのに気づきました。男性が停年後に意欲がなくなったり、そのまま認知症になったりするのは、もしかしたら会話不足が原因かもしれません。現役の時には、職場で多くの人に囲まれて仕事していたでしょうから。
私自身も停年になったら積極的に人と話すようにしないと、下手すると1日に話すのは父親とクリ(柴犬)とだけになりそうです。現に今でさえ、休日に論文書きたくなったらほぼ終日、黙々とディスプレイとにらめっこ。その間、多くの人とメールでコミュニケーションをしているのですが、メールと実際に話すのとでは情報処理に関わる脳の広さが全然違います。
思い出されるのは、故・西條八束先生が、晩年まで本当に頻繁に電話されて来たことです。メールを使われないわけではないのに、メール1に対して100くらいは電話でのコミュニケーションだったように思います(かつメール1に対して10くらい、自ら描かれた風景画の絵はがきでお便りをいただいていたような。。)。先生は晩年までフランス語の勉強にも励んでおられたと聞いています。認知症予防の本にも、高齢になっても外国語を勉強している人は呆けにくいとありました。
外国語はちょっと敷居が高いですが、せめてこれからはメールは極力減らして電話するように心がけようと思いました。

(追伸)
とは言え、この時間(23時半)に書いてるメールは、半分以上英語ですね。国際電話するわけにも行かず、やっぱりメールになるのか。。。