バイカル湖で付着藻類が大繁茂していることがNational Geographicに掲載されていると、講義を聴講している方から教えて頂きました。調べてみると下記が検索されました。National Geographicのプロが撮った鮮明な映像がご覧になれます。
http://news.nationalgeographic.com/2015/11/151113-lake-baikal-green-slime-algae-photos-water-quality-science/
ロシアの共同研究者のT先生に確認したら、彼の知人のダイバーもこの撮影に加わっていたそうです。
さすがNational Geographicで、上記リンクのサブタイトルである「Russia’s Lake Baikal has a new threat that worries scientists.」でググったら、約 28,900 件がヒットしました。
バイカル湖の深刻な現状が周知になるのは歓迎なのですが、藻の発生前後の生態系の安定同位体比変化論文、急いで仕上げないと先を越される危険がでてきました。このネタならゆっくり取り組めるかと思っていたのですが、見通しが甘かったようです。やはり数年先ではなく10年先に問題になるようなテーマに取り組む方が、競争というストレスに巻き込まれないので性に合っています。