鮒の子まぶし

かつては「鮒の子まぶし」でググルと「滋賀県の郷土料理」とだけ出てきました。今でもWikipediaのトップ記事ではそうなっていますが、概要のところでは島根県宍道湖が紹介されています。

鮒を刺身で食べるというと、まず「泥臭いのでは?」という反応が返ってきます。しかし宍道湖の場合、淡水ではなく汽水なので、淡水魚特有の泥臭さが全くないのです。その点ではおそらく、琵琶湖の鮒よりおいしいと思います。
下が、先日、松江の漁師さんのお宅で頂いた自家製鮒の刺身です。この身を見て鮒と言える人も少ないと思いますが、食べても、食べたことが無い人には全くわからないと思います。脂がのっているのですがまったくしつこくなく、歯ごたえと魚特有の甘みが絶妙です。

松江でマスコミ取材がある度に「松江にいる間に是非、鮒の刺身を食べて下さい」と勧めるのですが、その存在さえ知らない方ばかりなのがとても残念です。
下記、松江水産事務所のホームページに料理の仕方が書かれています。
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/suisan/chiho_kikan/matsue_suisan/shun/funa.html

独身男性のためには、どこに行けば食べれるかの情報も重要ですね。
確か「アラスカ」という喫茶店で、シーズンには食べれたと思います。下記では宍道湖産天然うなぎが食べれることしか書かれていませんので、念のため「今日は鮒の子まぶし食べれますか?」と聞いてから行くとよいかと思います。
http://orange.ap.teacup.com/watch-dogs/2338.html