親をどこに預けるか?

とどまらない医療費増加を食い止めるために、国は在宅介護を増やす方針を決め、「介護療養型医療施設」を廃止する方針を一度は決めたそうです。
介護療養型医療施設」とは、要介護1以上の高齢者を終末期までみとってくれる施設です。終末期の処置は医療行為が必要になりますから、病院系でないホームで医療機関との連携が保証されていない所だと、終末期近くになって自宅に戻され、いよいよ危なくなって救急車を呼ぶまで家族がケアする羽目になることがよくあるそうです。そうなった家族の消耗は大変なものだそうです(ケアマネージャーさんからのお話)。
しかし現実には「一億総活躍社会」を持ち出さずとも働く女性は増えているのですから、在宅介護を増やそうなんて言われても、大変困るわけです。そのためでしょうか、現時点で介護療養型医療施設はまだ存在していますが、上記国の方針から、将来どうなるか分からない面があります。親を預けるときには終末期まで預かってもらえることを厳密に確認しておく必要がありそうです。
因みに、下記はこれまで私がいろいろ検索して、親がいよいよ医療措置も必要になったらこういう所で親の世話をお願いしたいと考えている施設です。「高齢者には看護、介護、医療の全てが同時に必要になる。」は、実際に親を介護していて常々感じています。
http://www.keiyu-hp.or.jp/about/