あけましておめでとうございます。
昨年も多くの方々のお世話になり、仕事を進めることができました。
日本の内水面漁業のかなりが汽水湖に依存していますが、日本には汽水湖の内水面漁業を専門に研究する機関がありません。特に汽水湖に重点を置いた水産研究所の設置に向けて、引き続き画策いたします。
昨年から柔軟剤が水界生態系に与える影響の研究を始めました。今年もこの研究を進めるともに、別の化学物質についても研究を展開します。
しばらく海の研究はミンダナオだけでしたが、国内の複数の方から海の研究を再開するよう依頼があり、陸水学会会長の任期も終わったことからお引き受けしました。久々の海の現場から何を見つけることができるか、楽しみです。
論文はインパクトが大きいものに絞って投稿しようと思います。ひとつは某化学物質が水系生態系に与えた影響について。もうひとつはSchefferがNatureに出した沈水植物と水質に関する仮説がデタラメであったことを論破するものです。
日本は化学物質が水界生態系に与えている影響に関する研究が弱いと常々思っていて、そんな研究を支援する事業を定年後に運営したいと思っています。定年まであと8年、今年も事業構想の検討と資金の調達に努めます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
