具体的な夢を持つ

夢は具体的な方がよいと思います。たとえば漠然と「人の為になる生き方をしたい」(小学生のとき)よりは「水環境の研究を通じて人が健やかに過ごせる環境を保全したい」(修士のとき)の方がましで、60歳近い今は「宍道湖のシオクサ繁茂の原因を解明し、その解決法を開発したい」くらいに具体的になるまで絞るようにしています(これくらい絞ったテーマがあと5つくらいあります)。これくらい具体的に絞ると、その実現に向けて何をすればよいか考えやすいですし、それに合った情報に意図しなくてもアンテナが張られるようになるからです。
宍道湖のシオクサ問題の解明は、昨日、島根県知事に提出した報告書を執筆していた3月下旬には「全く対策が分からない」と書くしかありませんでした。でも、「これは絶対に解決するんだ!}と無意識下で常にアンテナを張っていた結果、1ヶ月も経たないうちに解決までの道筋が見えてきました。あとはどうFSや本プロジェクトにつなげるか、です。
シオクサ問題は日本だけでなく、欧米でも効果的な解決法はまだ提案されていません。うまくすれば国際特許を取ってベンチャー企業を作れるネタかもしれず、結構ワクワクする仕事になりそうです。