戦艦「大和」沈没

父が帝国海軍で暮らした場所を巡る旅、3日目の午前は、父が防府の海軍通信学校に行く前に滞在していた、江田島の海軍兵学校に行きました。ここは予約無しで内部も見学させてもらえます。海軍兵学校生徒館には海軍時代の生徒達の日常生活の写真が掲示されていて、海軍体操の写真に「俺もやっていた」と反応していました。教育参考館にある海軍大将の写真も、父が入隊していた頃の方は覚えていました。
午後は呉市にある大和ミュージアムに行きました。
何であの時期にあんな時代遅れなものを国力を傾けて造ったのか疑問に思っていましたが、まともな考えが受け入れられない状況だったんだなと、下記を見て思いました。
「敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか。」

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今の日本で東大を含め、日本のエリート集団とされる組織がやっていることと、そっくりだと思いました。この国はいつからかは分かりませんが、敗れるまで、現実に即した合理的な判断ができなくなっているようです。
国の為と言いつつ、当時のエリートも今のエリートも、国民ひとりひとりの幸せのためではなく、自分達が所属する狭い人間集団の中の序列や偏った考え方で物事を判断します。このため、大局的には極めて非合理な施策、戦略になります。
幸いなことに、今の日本ならお国とともに自決などせず、海外で生きる選択肢が豊富にあります。日本にいると日本のおかしさになかなか気づけません。若い間にいちど海外で1年以上暮らしてみることをお勧めします。