桑の実は今が旬

父は緑内障気味で、医師からビタミンCを多めに取るよう言われています。それで自家製果物を夕食のデザートに出すのですが、我が家で大量に取れるブラックベリーやブルーベリーは、なぜか食べてくれません。幼少期に食べてない物は拒否してしまうのかもと思い、「お父さん、子供のころはどんな果物食べてたの?」と聞いたところ、桃、柿、スイカなどのお馴染みの果物に加え、「桑、グミ、ユスラウメ。」
何それ?と思いましたが、タキイ種苗のカタログに3つとも掲載されていたので、昨年の秋、実が大きめに見えた桑とグミを買って植えてみました。桑はターキッシュ・ブラックと呼ばれる品種、グミはトウグミです。
そうしたところ、どちらも、もう実がなりました!
グミはサクランボをちょっと小さくして酸味を強めにしたような味でした。驚いたのは桑で、見た目は我が家のブラックベリーそっくりですが全く酸っぱくなく、柿のような甘さでした。父がブラックベリーを食べないのは子供の頃に桑を食べつけていて、この形の実で酸っぱいのに違和感を感じたのかもしれないと思いました。
ひところは毎晩500gくらい取れていたイチゴもそろそろ少なくなってきたので、今夜の父のデザートはイチゴと桑のミックスでした。どちらも無くなるころにはビワが旬を迎えます。

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(追伸)
童謡「赤とんぼ」の2番は「山の畑の桑の実を 小篭に摘んだはまぼろしか」です。それで私は、桑の実は赤とんぼが飛ぶころになるのだと信じこんでいました。桑がイチゴの頃になると知った今、なぜあの歌の2番でいきなり桑の実がでてくるのか、大いに疑問です。。。