コロナウイルス、3月15日でヤマ場を超えるなんて信じている人、ほぼいないでしょう。長期化するとなれば、会議やイベントの自粛、休校なんて不可能ですし、そもそも重篤化する人は限定されているので、インフルエンザ程度の措置に変わっていくと思われます。
そうなると重要なのはインフルエンザのように対処薬が開発されることですが、3ヶ月後の日本の状況を考えると、政府が率先してしなければならないのはマスクの安定供給だと思われます。
既に花粉症の方がマスクが手に入らず困っていますが、6月の日本では再び水害が起こりかねません。水害を受けた地域は粉塵が舞い上がって、マスクなしではいられません。
今回のマスク不足で、日本で流通しているマスクのいかに多くが海外に依存しているかが浮き彫りになりました。コロナウイルス感染が世界に蔓延する中、海外に依存していては、マスク不足は3ヶ月後にも解消するはずがありません。
ウイルスほど小さいもの対象に特化せず、花粉や粉塵などの粒径の粒子を防げる程度のマスクは、少なくとも国内で自給できるようにしておくべきでしょう。その生産拠点も1箇所に集中させるのではなく、異なるプレートの影響を受ける地域、異なる気象条件の地域に分散することが重要です。
もちろん3ヶ月後にコロナウイルスが終息している保証はないので、ウイルス用のマスクも自給できることが望ましいです。特に水害で避難所生活が始まると、避難所がクルーズ船化するのは目に見えています。消毒液の確保も必須でしょう。マスクについては医師用と住民用の2タイプの自給が望まれます。