オンライン講義の準備

東京大学では原則、講義はオンラインになりました。

東大では会議も講義もZoomが標準的に使われていますが、アメリカでの情報漏洩被害のニュースなどを見てると使う気になれず、GoogleのHangouts Meetsを使っての準備をしています。

幸い、理学部でつけてくださった修士1年のTAの方がとても優秀で、私が初歩的なところでつまずいても、ヒントになる情報をすぐに送ってくれます。たとえば、原因がわからず困ってたのは、パワーポイントなどを画面表示する機能が立ち上がらないことでした。TAさんがブラウザーは何を使っているか聞いてきてFire Foxと答えると、「Chromeでやってみてはどうでしょう?」と提案してくれました。やってみたらスムーズにできました。Googleのブラウザーを使いなさい、ということだったようです。

実は以前から、本郷の水圏環境学は全回録音しようと思っては、面倒になって断念していました。自分がわかりやすい話し方をしているかを確認するとともに、口述の説明だと初めから書くよりもわかりやすく説明していて、一般向けの原稿を頼まれた時に利用できるからです(音声をそのままテキストにしてくれるフリーソフトもありますし)。

今年度は理学部から、聴講し損ねた学生のために、講義は毎回録画しておくように言われています。ボイスレコーダーなど用意せず、学生さんに不審にも思われずに自分の講義のビデオが残せるなんて、願ってもない機会です。今回のコロナ騒動がなければまずできなかったことで、通勤に使っていた時間を趣味に回せるなども含めて、何事も悪いことだけではないと思いました。