霞ヶ浦の抱卵テナガエビが我が家に来てくれて、今日で1週間。確実に食べてくれて水も汚れにくい餌は冷凍アカムシと判明して、落ち着いていました。
ところが、明日から気温が上がるかもの予報で、午後からは対策に奔走しました。これまでに汽水産と淡水産のテナガエビ稚エビ生残率を調べた研究は、水温29度で行われていました。私の感覚では、これは高すぎ。おそらく初期に実験した報告がその水温だったので、踏襲しただけだと思われます。
で、この計画を立てた当初から、自宅の台所でいかに水温制御するかの検討にかなり時間を使いました。学生の頃に東大海洋研でシジミやゴカイを飼っていた頃は投げ込み式クーラーという10万円以上する装置を買ってもらいましたが、今回の研究は年間で100万円なので、クーラーだけにお金は使えません。民生品もいろいろ調べて、熱帯魚水槽用の1万円台のクーラーを発見して注文したのですが、届くのは6月27日以降と通知されました。
そこでクーラーが届いたらすぐに稚エビにネオニコチノイドを曝露する実験ができるように、大きめの水槽(陸水研OBが置いてった物)に親飼育水槽や、稚エビの餌にするアルテミアを孵化するガラス容器(数日前までジャムが入っていた。。)をセットしました。
明日、もし暑くなったら水を張ってその上から扇風機を回して、気化熱で冷やせるようにしました。このシステムのままクーラーに引き継いで実験開始する予定です。
我が家の台所は、深い考えのないままにキッチンカウンターを2箇所設置したのですが、今やそのひとつが実験台、本来は調理器具が入っていたスペースは実験関連置き場と化しました。並んでいるビーカーを曝露実験時には水槽に並べて、温度制御下で行動を見る予定です。
ここに元あった亡き母が使っていた調理器具は、どうせ私のことだから定年になっても使わないだろうと、半分はリサイクルに出すための、別の場所に移動しました。。^^