婆さんはそろそろご意見番

「ドイツでは昆虫が27年間で75%以上減少した」と2017年秋に発表され、これを受けてドイツ政府は2019年9月、昆虫の大量死を阻止するための包括的な政策パッケージである昆虫保護行動計画を策定しました。計画には農薬の使用削減も盛り込まれています。背景が下記で解説されています。

ただ、「では具体的に今より格段に減らすにはどうするか?」の知恵は、まだないように思います。
ヨーロッパはITの活用など日本よりはるかに先を行っているとの主張が出版されていますが(「日本を救う未来の農業」)、欧米はかつては氷河が覆っていて種多様性がもともと少ないのに対し、日本は害虫も含む昆虫の種類は欧米の比ではなく、だから欧米より大量に殺虫剤をまかざるを得なかったのではないかと思われます(昆虫が多様な理由は、他にもいくつかあります)。
昆虫の種類が多いのは開発途上国が多い熱帯域と共通しているので、日本という種多様性が高いところで開発した技術は、世界全体に通じると思っていました。
こういった観点から総合的に技術開発を先行できるのは、日本広しといえど,農林関係の研究所があるつくばで技術開発に特化している産総研しかないだろうと思い、若手の方にスタートアップをお願いしたところ、産総研所内公募で見事採択されました!
私も今年で還暦で、先はそう長くありません。これまで環境を見てきた経験をいかして、これからは技術開発関係の若手に、日本の将来を万全にするような研究を進めてもらえればと思っています。