学生のフィールドだった宍塚大池と手賀沼で今年突然、ハス群落が消えました。気になってネットや知人からの情報をまとめました。
追加・修正情報がありましたら、
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牛久沼
2016~2018年にかけて4か所あった大規模なハスの群落が完全に消失。2017年の5月以降に水の流れが当たる側から徐々に腐って枯れていった。ガマの密度も年々薄くなっている。
ミドリガメの食害説、底泥の環境悪化説、農地の除草剤流入説等あり、漁協は先行事例からミドリガメの駆除を進めている。
2018年時点、1kmほど上流にあったコウホネ群落はまだ健在だったが、2020年は発育不全で密度がまばら。
手賀沼
2019年、ハスが急に減少しだし、2020年は壊滅状態。原因未解明。
琵琶湖
2016年夏、赤野井湾の大群落が消滅。メタンが発生するほど嫌気的だったことが原因とされているが、ハスはメタンが発生するほど嫌気的でも枯れることはない(山室が論文で発表済み)。同じ頃、白鳥川の横の北沢沼と堀切漁協付近の水草も消失。
義呂(ぎろ)池(岐阜県海津市のアクアワールド水郷パークセンター内)
2016年にハスの群落が消失。
黒浜沼(埼玉県蓮田市)
2016年にハスの群落が消失。
宍塚大池(茨城県土浦市)
2020年7月消失、ヒシも消失。それ以前からタヌキモなども見られなくなっていた。アメリカザリガニが原因としているが、過去に山室の学生が安定同位体で調べたところ、アメリカザリガニはハスを食べていなかった。またその頃はアメリカザリガニも毎日のように駆除するほどたくさんいた。
伊豆沼
2016年のオオハクチョウによる採食後、伊豆沼の流入口付近のハス群落の回復が遅れている。ただ、流入口ではヒシ類は繁茂している。昨年、今年と開花状況はよくない。近くにある長沼は、ダム機能の強化によるハス群落への影響が懸念されていたが、今のところハス群落への影響は出ていない。
淀城跡公園(京都市伏見区)
2017年、堀のハスが激減、6年前から徐々に花が咲かなくなった。亀の食害が原因と疑われた。