教養あふれる正当な英語

知り合いが小学校の英語専科教員を目指していて、「ネイティブ」とネットで会話するサービスを利用したところ、どう考えても相手の発音がおかしいと思ったそうです。
「それとも私が英語が下手だからでしょうか?」と尋ねられたので、「英語って、日本語でも関西と関東で全然違うみたいに、それぞれの英語があるから。私の印象だと、オーストラリア訛りは何となくバカにされてて、日本ではほぼアメリカ英語が教えられてるけど、イギリス英語が本来の英語と世界では思われてるんじゃないかな。だからBGMに流すのならBBCがいいと思う。」とアドバイスしました。
先日、NHK総合で「グッド・ファイト2」の第12話を見てから解説をチェックしたところ、こんな記述がありました。
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アメリカ人は概してイギリス英語のアクセントを知的でカッコ良いと感じます。実のところイギリス英語といっても地域や社会階層によってそのアクセントはずいぶんと異なりますが、アメリカ人が聴いてこれぞイギリス英語と感じるのは公共放送BBCの英語でしょう。良質のネイチャー・ドキュメンタリーから聞こえてくるリチャード・アッテンボローの格調高いナレーションの声に触れていれば、イギリス英語は教養あふれる正当な英語だと思いたくなるものです。

ちなみに、ネイティブにとって日本人が話す英語は非常に特徴的で、英語を聞けばその人が中国人でも韓国人でもなく日本人であることが分かるそうです(と、私のネイティブの友人は、確認した限りみなそう言ってました)。