脳フレイル

要介護状態になる手前の状態として「フレイル」という言葉が使われるようになりました。例えば下記のサイトで一般向けにフレイルを解説していますが、主に認知機能や体力を対象にしているように見えます。

フレイルとは|フレイル対策|アクティブシニア「食と栄養」研究会

最近、もしや脳がフレイル状態ではないかと思うようになりました。以前なら3本くらい同時進行で書いていた論文が、今年に入ってからひとつづつしか書けなくなりました。還暦過ぎたんだからそんなもんだろうと放置していたら、停車中に前の車や対向車のナンバープレートの4つの数字の和が見た瞬間に出てこなくなり、数字2つづつ足して計算するようになっていました。さらにはBGMで流しているBBCが、本当にBGMになってしまいました。以前なら無意識に自分の興味ある単語に反応して、その瞬間にマジメに英語を聞いていたのですが、最近は全く反応するタイミングがありません。
こういった脳機能は認知機能とは異なりますので、それなりのフレイル予防をしないとますます衰えてしまいそうです。
私は37歳の時に交通事故で脳脊髄液減少症になって、70歳台並みに脳が縮んでしまったことがあります。あのときほど脳が動かないわけではなく、70歳台並みから現役で研究できるところまで戻せたので、今程度の脳フレイルなら元に戻す方法はあるんじゃないかと思います。その方法をどうやって編み出すか。