2020年にハスが消滅した手賀沼で実験に使うために東大ハス見本園から頂いた花ハスが、順調に開花しました。勢いのある苗を手賀沼の実験に使っていただいたのですが、一部が枯れ、残った株もまだ開花まで至っていないとのこと。鉢土は同じなので、手賀沼水に何かが混ざっていそうです。
下の水槽には、かつて霞ヶ浦にいたイシガイ類4種類が飼育されています。砂に潜っているのは元気な証拠。飼育しているのは修士の学生さんですが、順調なようです。
陸水研は化学分析ができることを要件にしていますけど、生態系の問題点や仕組みを明らかにするために化学を用いているだけなので、対象生物の飼育や栽培は推奨するようにしています。全てにおいて空想ではなく、事実に基づいて検討できるように。
あと4年でかつてのように、手賀沼に生息する多種類の魚が学生部屋の水槽にいたり、ザリガニが屋上から脱走したり、なんてにぎやかな状態になると楽しいのですけど。