さすが北京大!

北京大学で学部を卒業し、10月から研究生を始めている学生さんは、コロナのおかげでまだ入国できてません。それでリモート指導の手始めとして英語論文を3本メール添付し、「Please read them and report what you think.」とだけ書いて送ったら、2日後には各論文について発想・方法・結果・考察に分けてサマリーを記した上で、全体から何を考えたか書いたレポートが届きました。要した時間も内容も、かなり優秀です。
次に、「○論文でXXという結果になったのは、他の論文の内容からどう推察できると思う?」と質問したところ、わずか10時間で4つの可能性があると、それぞれについて説明したメールが返ってきました。やるなぁ。。。
で、「そうだよね。私ならさらに○○という可能性もあると思うんだけど、だとするとXXXでないといけないんだよね。今のところXXXを証明した論文を見つけられてないんだけど、そっちで探せる?」と返事。4時間後には「卒業した北京大学のアカウントでWeb of Science, Science Direct, Proquest, CNKI, Wiley などが自由に検索できるから大丈夫。ちょっとお時間ください。」との返事が来ました。
さすが中国、かつ北京大。東大より世界ランキングがはるかに高いのが納得できます。

ちなみに、やりとりは全て英語でやってますが、彼は日本語も多少はできます(資格あり)。
東大教授として東大を見ていて、東大はソウル大にも今後5~10年くらいで抜かれると感じています。