今はまだ豊かな霞ヶ浦

調査同意書に印鑑を頂きに、霞ヶ浦漁協さんに行ってきました。「ご自由にどうぞ」と案内されたウチワが素敵だったので、一つ頂きました。ワカサギがアップされた写真の載ったウチワなんて、そうそうないと思います。

QRコードを読み込むと、下記のホームページに飛びます。

霞ヶ浦北浦水産振興協議会

つくば市では生の水産物を買うことはできませんが、ワカサギの磯辺天ぷら・シラウオの梅おろしを、自宅近くの「もんどころ」で提供しているそうです。
大阪に住んでいた頃は家族で高槻市の摂津峡までドライブして、鯉料理を楽しんでいました。

初体験を楽しもう!子どもたちが川遊びも楽しめる鯉料理の人気店「原養魚場」をご紹介します。 | 観光協会からのお知らせ | 高槻市観光協会公式サイト たかつきマルマルナビ

私が好きだったのは「あらい」です。霞ヶ浦も鯉養殖で有名なので、職員さんに「どこかで鯉のあらいを食べれますか?」と尋ねたら、漁協のすぐそばにある行方市観光物産館「こいこい」に置いてあることもありますとのことでした。
「こいこい」のホームページでは鯉とナマズのハンバーグ等しか紹介していないので、これは貴重な情報です。

行方市観光物産館こいこい

水産資源が豊かな霞ヶ浦ですが、在来タナゴは消え、ワカサギの漁獲量も減っています。原因はヨシやアサザの植栽事業でしょう。
霞ヶ浦は本来波が高くて砂浜が広がっていた湖沼なのに、「護岸工事で波が荒くなったからヨシやアサザが減った」などと、科学の基礎も知らない専門家と称する人達によって、ワカサギが産卵し、タナゴが産卵するイシガイ類が住んでいた砂底に消波堤が造られ泥質化が進んでいます。泥質化以外にも様々な悪影響がでています。
宍道湖でも地元の生態学者がヨシ植栽を推奨し、小学生などに植えさせていました。漁師さん達が「ダマされた」と気づいて植栽はストップしたのですが、霞ヶ浦や手賀沼はまだまだダマされている人が多くて気の毒です。良いことを応援していると信じているのですから。。。

下の写真は宍道湖西部に植栽されたヨシ群落の初夏と冬の状況です。植栽されるまではシジミが住む湖底でした。