ニホンミツバチも受難

NHKの国際報道で、スペインでは猛暑のため蜂が減少して、養蜂に影響がでていると報じていました。

実は、つくばのニホンミツバチにも異変が起こっていました。5月以前に採蜜した際にはハチミツが満杯だったのに、9月に採蜜した場合は3分の2の確率でスカスカだったのです。
先日の「つくば蜂友会」の集まりでは、「雨が少ない時期があった。雨が少ないと開花しても蜜が少ないらしく、蜂が寄ってこなかった。」「開花時期がずれても蜜が少ないのではないか?今年はツツジの開花が遅れたが、咲いても蜂がいなかった。」などの意見が出ました。異常気象が怪しいです。
異常気象を食い止める方法はありませんので、対処法としては「いつもは蜂が行く花に行かなかったら、蜜不足を疑って砂糖水をあげる、くらいですかね。」ということになりました。
COP27が開催されているところですが、日本では農水産業関係者が豪雨災害被災者でないと、温暖化に深刻な脅威を感じにくいのではないかと思います。小学校でニホンミツバチを飼うとか、総合教育で釣りを必修にするなど、気候変動の影響は食糧生産に直接つながることを、子供達が日常的に感じる仕組みが必要ではないかと思いました。