巨大噴火が起こったら

約9万年前に起きた、現在知られている中ではわが国最大の巨大噴火による火砕流の範囲が報告されました。

産総研:わが国最大の巨大噴火の全体像が明らかに

阿蘇で発生した火砕流が山口県にまで達していたことが示されています。こんな噴火が今起こったら、鹿児島県と佐賀県にある原発は、福島以上の惨劇をもたらすでしょう
火砕流が到達していない地域でも、この噴火で火山灰が北海道でも厚さ15cmに達しました。今この噴火が今起こったら、沖縄県を除く全都道府県で農業に壊滅的な影響をもたらすことでしょう。通信・交通にも障害が起こり、噴火後に雨になったら、各地で甚大な土砂災害が起こるでしょう。
ウクライナで地下鉄に避難している様子が放映されていますが、ロシアも地下鉄がいざとなったら避難先になるよう、広大な地下駅になっています。万が一に備えての地下空間の確保、一時的に沖縄県に避難する海上輸送手段の確保、海外への一時避難が迅速に進むような覚え書きの締結など、今からできることはいろいろあると思いますが、巨大噴火対策はどうなっているのでしょう。
AI(Perplexity)に尋ねた結果が下記です。

このうち巨大噴火に言及していたのは「3」の文献とその元報告だけでした。リンクは下記です。

https://www.bousai.go.jp/kazan/kouikibousai/pdf/20130516_teigen.pdf

http:// https://www.bousai.go.jp/kazan/kouikibousai/pdf/20130516_teigen_sanko.pdf

「大規模噴火」に限って対策が検討されていて、「大規模噴火を超える巨大噴火」については「今後、巨大噴火のメカニズム及び巨大噴火に対する国家存続の方策等の研究を行う体制の整備に努め、研究を推進すべきである。」と述べるにとどまっています。
巨大噴火が起こったらどういうことになるか、下記は画像が多くイメージがわくと思います。

画像でたどる死都日本