どう死ぬのか決める代理決定者

認知症が進行したときや突然の事故などで、患者がどのような医療行為を行ってほしいのか(=どのように死を迎えたいのか)、本人自ら伝えられない場合があります。そんなときに患者に代わって意志決定を行うのが「代理意志決定者」です。アメリカでは法律で誰がなるのか決められているようです。

日本では家族が代理意志決定者になることが多いようです。しかしながら一人暮らしの高齢者が増える中、家族がいたとしてもすぐには来れない場合があるでしょう。生涯シングルで兄弟姉妹もいない高齢者もこれからの日本では増加の一途と思います。
なのでSFのようですが、AIと日頃から会話して、自分と同じ考え方をするアバターを育てておけばよいのではと思います。何かあったらそのアバターに医療担当者がアクセスして、本人がどのように死を迎えたいのか相談してもらうのが、本人が望むことに一番近い結果になると思います。また、たとえ家族がいたとしても、家族が苦渋の判断をして、その判断が正しかったのか悩み続けるという問題も解消できそうに思います。