お医者様みたい

11月1・2日に、10月21日に宍塚大池でサンプリングした試料を中心に、食物連鎖解析を目的とする質量分析を行いました。大型の肉食動物は10月21日だけでは採れなかったので、前日までに網籠にかかったものもいただいてサンプルとしました。そのうちのひとつがウシガエルです。
部位によって同位体の値が違うので、大型動物サンプルでは筋肉を使っています。そのために凍結乾燥前に解剖をしなければならないのですが、「私はライギョと格闘したんだから、カエルは自分でやって!」と、ウシガエルについては学生さん達に一任しました。11月7日の記事で「ネットで『カエルの解剖』に関する情報を引き出して勉強、教科書的にきれいな解剖をしていました」と書きましたが、それが下記写真です。ハサミ、手袋、マスクなども、実験室にあるものを探し出してきて、一見、お医者様みたいです。学生さんって、やる気出すと何でもできちゃうところがすごいですね。白衣を着ているのが主役のM1、I君。手伝ってくれているのが、水生生物については何を尋ねても一通りの答えが返ってくるという、頼もしい先輩のK君です。