著者紹介などで「特技:手抜き料理」と書いて憚らない私ですが、「それって恥ずかしくない?」とクールに批判するのが、高校1年生の息子。いったい誰に似たのやら、私が苦手とする体育とかパソコンとか手先を使う遊び(剣玉とかヨーヨーとか)はヤスヤスとこなすくせに、英語、古典、歴史は冗談のようにできない(世界史の期末試験だったか、アメリカ独立宣言の穴埋めで<「 」を組織した>の「 」に「神経細胞」ってまじめに書いてました^^;)。お互いに自分ができることはできて当然と思いがちなので、「なんでこんなのわかんないの?」の言い合いになったりします。
この息子、幸か不幸か、料理なんて教えないのに(正確には「教えられないのに」)、自力でたいていのものは作ってしまいます。上の写真は今が旬のサンマの刺身、酢じめ、あぶりサンマ。下はそのあぶりサンマが半分以上消費された頃合いに、ちょうどできあがったサンマのつみれ。さばくのもつみれを作るのも、適当に考えて、適当にやったらできてしまって、これは天賦の才能なんだろうと思います。
それで月2,3回は私はいっさい手出ししないでサンマ尽くしの夕食を作ってもらえるのはいいのですが、こういう兄がいてついつい頼ってしまった為か、私の遺伝子を引き継いだのか、5歳年下の娘は私並みに不器用です。息子みたいなのがいるおかげで「誰だってがんばるから、できるようになるんだよ」と自信を持っていえないところがつらい。。。