女性は90歳を越えると認知症になる?

60代から始める認知症予防法として、ある本で下記が紹介されていました。
・おしゃべり
・料理
・バランスのよい食事
・運動
・ダンス
・パズルなどの頭の体操
・手先を使う創作
・園芸
・旅行
・車の運転
・アロマ
・新しいことへのチャレンジ
このうち「おしゃべり」「料理」は女性が日常的に行うことが多く、今の高齢者が若い頃は繕い物は女性の仕事でしたから、「手先を使う創作」も女性の方がやっていた割合は多いでしょう。高齢の男性の方が女性よりやっていたのは「車の運転」くらいでしょうか。だとすれば日本の女性は男性より日常生活で認知症の予防になっていることをしてきたことから、男性より認知症になりにくいことが期待されます。

(浦上克哉「60代から始める認知症予防」(2013)より)


実際は逆で、75歳を過ぎると女性の方が男性より認知症の割合が多くなります。90歳を過ぎるとその差は歴然として、男性は半数が認知症になっていないのに、女性では95歳を過ぎると8割以上が認知症になっています。
ここまで歴然と差があるということは、男女で違いがある何かが原因で、女性は認知症になりやすいのではないかと思われます。どこまで解明されているのか、気になるところです。