ネオニコチノイドでウナギ減少論文、海外の反応

ナショナルジオグラフィック日本版で、「ウナギやワカサギがネオニコチノイドによる餌動物殺生により激減」とした私達の論文に対する海外の反応を紹介しています。

バイエル クロップサイエンスのスポークスマンは上記記事中で

「論文にあるような断定的な結論に、裏付けがない。」「水の環境が動的なシステムであり、いろいろな物理的および化学的な変化の影響を受ける可能性があることはよく知られています。」

と反論していますが、私達の論文では、その物理および化学変化について、一般に原因とされるものについては無関係であることをデータで示しています。このため、この記事では下記のように書かれています。

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しかし、ナショナル ジオグラフィックが今回の研究とは無関係な6人の研究者にインタビューを行ったところ、彼らはウォリス氏(上記スポークスマン)の意見に反対し、口々に今回の研究で示された関連の強さに驚いていた。

「この研究は、ワカサギとウナギという商業的に重要な魚が激減した理由が、ネオニコチノイドにあることを強い説得力をもって示しています。なぜならこの間、ほかに考えられる要因は何も変化していないからです。」