知恵比べ

ナメクジ対策で砂利で育てているイチゴ、昨年はシーズン後半からダンゴムシの集中砲火を受け、半分以上が虫食い状態でした。そこで今年は台所用水切り袋をかけたところ、今度は写真のように上から潰して、でてきた果肉を食べる知能犯が現れました。他に2袋くらい、結わえている茎から切り取られて、数m離れたところに放置されていました。

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人間なら潰して果肉を食べるなんてことしないでしょうし、スズメだと押しつぶすだけの体重はありません。いろいろ考えた末、これはカラスの仕業では無いかと思いました。
それで鳥除けネットを上からかけて、四隅にはカラスでは動かせない重さの石を置いて中に入れないようにしました。

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2日経ちましたが、同様の被害は再発しないで済んでいます。
自家消費分を維持するだけでもこれだけいろいろ対策が必要となると、いちごを商品として安定して生産するには、虫や鳥が入れないハウス栽培が最適だろうと実感しました。

(追伸)

ここ数日は雨続きで、イチゴの味が何となく水っぽい気がしました。それで今日は全く水をまかず、夕方、散水前に収穫したところ、昨年同様の甘さでした。家庭菜園だと、枝豆やトウモロコシの収穫から5分以内に茹でたのと翌日ゆでたので味が全く違うなど、調味量の違いでない微妙な違いを日々経験できて、それにより味覚に敏感になる効果があるように思います。犬を飼っている人は認知症が少ないとの研究がありましたが、家庭菜園をしているかしていないかでを比べた研究も有意差がでるような気がします。