キツネを奉納

松江城にある城山稲荷神社にはおびただしい数のキツネ像が並んでいて、小泉八雲が訪れていた明治の頃には数千体あったそうです。 私はここにあるキツネ達が大好きで、松江滞在中は毎朝ジョギングして会いに行きます。先日の出張の際にも行ったところ、新たに…

報告書に書いた内容は投稿できない?

科研費の採択率が十分でないことから、若手も民間などの助成金に頼る例が増えていると思います。ここで注意してほしいのは、報告書に書いた内容が投稿できなくなる場合があることです。大学の紀要やWebサイトで公開した内容もアウトです。ポイントは「公開さ…

直径25cmの水辺

うちの庭では、そろそろ防護服を着ないと蚊にたかられるようになりました。農薬をまかないため本当に虫が多く、以前はアマガエルがずっと住みついていました。ところが、繁殖期に通っていた水田がヤマハの店舗になってしばらく経つと子孫が移住してこなくな…

水草堆肥化は税金の無駄遣い

宍道湖では異常繁茂するようになった水草を、堆肥にして有効利用しようとしています。https://mainichi.jp/articles/20180924/k00/00m/040/048000cこれは税金の無駄遣いにしかなりません。なぜか。1950年代まで肥料用に水草を採草していたのが廃れたのは、除…

桑の実は今が旬

父は緑内障気味で、医師からビタミンCを多めに取るよう言われています。それで自家製果物を夕食のデザートに出すのですが、我が家で大量に取れるブラックベリーやブルーベリーは、なぜか食べてくれません。幼少期に食べてない物は拒否してしまうのかもと思い…

ジョギングはよいけどマラソンはやり過ぎ

筑波大学の鍋倉先生が主宰する「つくばランニングラボ」の今年度初回に参加しました。講義でAmerican Journal of Epidemiology誌に2013年に掲載された論文が紹介されました。紹介タイトルは「ジョギング習慣が劇的に寿命を延ばす!」男女合わせて17589名を対…

大阪人は会話で呼吸する

昨夜の「秘密のケンミンSHO」の名言紹介で、「大阪の人間は肺で呼吸してない。会話で呼吸してる。」と語ってました。「そうや、そうや!」と思いましたが、実際はどうでしょう。言わんとしているのは、大阪の人間は知り合い同士だと果てしなくしゃべるし、見…

液体窒素で涼んじゃダメ!

産総研で高圧ガス保安教育講習を受けてきました。私は絶対にしませんが、学生とかだと「やってしまうかも。。」と思った事故例が、「暑い日に部屋を冷やそうと、液体窒素をばらまく」です。私達がふだん吸っている空気は8割が窒素です。なので液体窒素をばら…

食塩からマイクロプラスチック

水道水からマイクロプラスチックが出たとの報告が話題になりましたが、原典は下記です。Anthropogenic contamination of tap water, beer, and sea salt 水道水の危険性についてはこのブログで何度か指摘しているところですが、上記論文は水道水だけでなく、…

リュウノヒゲモ

リュウノヒゲモは日本各地で絶滅が危惧されている水草です。宍道湖では、同じく絶滅が危惧されているツツイトモが湖内の広範囲に生い茂り、湖底のヘドロ化や酸欠を招き、二枚貝シジミの大量斃死の原因になっていると疑われていました。その宍道湖と周辺の水…

幸福の黄色いポスト

いかにも幸せそうな笑顔のこの物体、実はポストです。いつのまにかTXつくば駅ロータリーに立ってました。 笑顔のキャラは「いばラッキー」君です。今年9月に開催される茨城ゆめ国体のイメージキャラで、県では目下「幸福の黄色い“いばキャラ”プロジェクト」…

TwitterでEditor選び

その昔、「サンゴ礁生態系では窒素固定が卓越する」と、世界で初めて窒素安定同位体比を測ってLimnology and Oceanographyに投稿した論文は、「これはすごい論文だから、英語はこちらで修正する、即受理。」との返事が来ました。以来、私が本気出して書いた…

バイカル湖のマイクロプラスチック汚染

バイカル湖のマイクロプラスチックについて、マイクロFTIRを使って成分構成も明らかにした研究が、ヘルシンキで開かれるSETAC EUROPE 29th ANNUAL MEETINGで、5月27日(月)にポスター発表されます。ポスター番号はMO250です。バイカル湖については、世界で…

宍道湖、卒業します!

20歳から続けてきた宍道湖研究、発端は宍道湖淡水化問題で、淡水化したら底生動物はどうなるかで卒論・修論を書き、中でもヤマトシジミがいなくなることで水質がどうなるかで学位を取りました。以来、手を変え品を変え助成金を取り続けて研究を続けていたと…

健康長寿がやっている

「健康長寿がやっている。。。」との前置きで、食べ物だったり運動だったりを紹介する番組が頻繁に放映されています。私にとってお手本になる健康長寿は、1950年代に85歳で亡くなった曾祖父です。戦争中も自家製どぶろくを作って晩酌を欠かさなかった曾祖父…